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みんな違うからいろいろあるけど、だからこそ、わくわくする。 一緒に化学反応、起こしましょ?
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生活保護の第三回検討会が八日にあります。
セーフティーネットがどんどん崩されていきますね。私は正直なところ、だいぶ疲れてきました。

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これ以降は私の個人的な回想に、お付き合い下さい。

私は貧困層に生まれました。

父は無職で、母の収入で生活していました。そこに私ができてしまいました。
妊娠がきっかけで、その生活は成立しなくなりました。父はそれまで働いたことがなかったのですから。

私がネグレクト(養育放棄)と虐待を受けて育ったのは、両親に余裕がなかったせいもあると、今は思います。

長じて私は、親密な関係がわからない女になりました。外見は健康な女でしたから、結婚することができ、子を持つこともできました。しかし、感情を大事と思えず、コミュニケーションもうまくない(というかそれの必要性や意味がわからなかった)ので、崩壊しました。
私が知っていたのは、仕事や役割を全うすることのみで、感じる心が必要だとは全く学んできませんでした。ですから自分がひどい目に遭っても怒ることができませんでした。

外側は立派な大人なのに、中身はスカスカでした。それでも私は母子家庭の母として、子どもを育てていかなければなりませんでした。

ないものをないと知ることから始めるその作業は困難を極めました。それは人脈を得ることによって支えられてきました。大人になって今さら学ぶのは、生活のための就労時間と、子どもの養育時間以外を、24時間のうちから捻出しなければなりませんでした。具合が悪くなることも許されないタイトロープな毎日です。

生活保護という名の、国が用意した最後のセーフティネットを心のよりどころにしていました。

それが、いま、崩されようとしているのです。
生き直すことも、もう、許されないというのでしょうか?

どこに生まれるかなど、だれにも決められないではないですか?
それを国のせいになどしてこなかったし、自分で何とかしようとあがいています。
それでも、切り捨てられなければいけないのでしょうか?

私だけではなく、私と同じような育ちを持つ仲間も、今絶望しています。
一日2,000円で、6人を養っている生活保護の母子家庭の母がいます。パニック障害や鬱に悩みながら、生活保護も、公営住宅も受けられないまま、2人の子を15万程度の収入で養う母がいます。

これ以上、私たちは頑張れません。
持たざる者にも、人権はあるはずです。私たちは、命の危機にさらされずに、生きたい。それだけなのです。

山口は特に母子世帯の家計簿調査をやっております。(生活保護受給世帯もそうでない世帯も)
今回の生活保護費削減反対に関しての、重要な調査データとなります。
ご協力いただける場合は、
yamaguchi@moyai.net までご連絡ください。
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