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みんな違うからいろいろあるけど、だからこそ、わくわくする。 一緒に化学反応、起こしましょ?
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わたしのはじまりは、「児童虐待を許さない」という思いからだった。
自分がもともと虐待された子どもで、子どもの自分をこの社会で救うにはどうしたらいいのか考えることが、すべてのきっかけだった。

わたしは先ず、最初の作業として体験記を書いた。その育ちを経て成人した自分の現状の把握だ。
そして感情が麻痺していることを知った。感情をつたないながらも感じ、育てようと努力した。これは自分を安全な場所に置き、誰かに愛されたり愛したりすることで少しずつ溜まり、感じられるようになった。知覚と、認知と、感情の回路が繋がっていくのを感じた。

その後、子どもの幸せには、母親の安全、幸せが必要であると言う答えにたどり着いた。
子どもは弱く、受身の存在である。その子どもの幸せは、養育者に大変左右される。接する時間の長い養育者(多くは母親)の身体・精神の安全がなくては、子どもは幸せになれないと思うようになった。わたしは自分がDVを受けていたことを、隠すのをやめようと思った。配偶者だろうが、近親者だろうが、いかなる暴力も家庭内で行ってはならぬと思った。
暴力を見せられることも、暴力の中で育てられることも、「子ども虐待」であると思った。そう発信したいと思った。

家庭という子どもにとっての居場所が壊れるか、子どもがそこから捨てられるとき、施設にいくことになる。子どもの育つ場所、人間の居場所の最も基本が家庭である限り、それを経験できずに成人させられるのは、社会の無関心・怠慢であり、暴力である。長期の措置はそういわざるを得ない。家庭生活の経験は、「スキルではなく、もはや空気のようなもの」である。知らずに生きている人がいると、社会は想定していない。

子ども虐待→DV反対ときて、次にわたしが直面したのは、元ホームレスの方々の問題だった。
孤立した彼らの背景がわたしの心に届いたとき、目から鱗が落ちた。
それまでわたしは彼らを好きではなかった。関心もなかった。しかし、それは間違っていた。わたし達は、手を携えていくべきなのだと知った。
彼らは最初からホームレスだったわけではない。粗暴な言動にも理由がある。孤立し、頑なになった背景に、日本経済に使い捨てられ翻弄された事実があった。そして、「家庭」に恵まれていない人が多くいた。
大人の男性は、女子どもをいじめる元凶だと思っていたが、それは大きな間違いだった。大人の男もまた、社会にいじめられ、搾取されていたのだ。

個別のケースで考えれば、どんな事情があろうともちろん母親・父親による虐待は許せないし、その親は罪を自覚し償うべきと考える。場合によっては親権剥奪もありではないかと思う。
もちろん事情の如何にかかわらず、DVも許されない。加害者は、「痴話喧嘩」などではなく、「犯罪」であると知って欲しい。不当な状況下(対等ではない関係)で行使される力は、すべて暴力であり、許されてはならない。

しかし、混乱しないでいただけるとありがたいのだが、本当に闘うべきは、目の前の相手だけではなく、隠れた場所に居るのだ。ホームレスの方(野宿者・ネットカフェの若者など)と出会い、彼らの人生を聞かせていただき、垣間見させていただいたおかげで、それに気づくことができた。

社会が、一部の富裕層を除いた人々を、いじめているのだ。
国民は、いま、いじめ・暴力の被害に遭っている。

男性が受けたストレスを配偶者や親密な関係の女性に対して吐き出し、女性が、子どもに当たり、子どもは悶々とする。学校に行けば、自分より弱い子を見つけ、憂さを晴らすかもしれないが、それが悪いと本当の意味ではわからない。だって、子どもにとって、それらの行為が日常かもしれないからだ。

誰が悪いのだろう。
それぞれ直接の加害者がいる。加害者は悪いに決まっているが、それだけでいいだろうか?
容認している社会は、社会自体は、ゆがんでいないだろうか?悪意はないのだろうか?

わたしは国に守られていると思えずにいる。
大きな暴力の傘の下で、日の光を浴びることができずにいるような、そんな気になりながら、生きている。

いかなる暴力もあってはならない。
それは、愛を真似ているかもしれないし、親切めかしているかもしれないし、こちらこそが間違っていると罪悪感を穿り出すような手法を用いるかもしれない。

誰からの暴力も受け入れる必要はない。
たとえ相手が国・行政であっても。

安全で暴力のない生活がしたいと、誰に対しても言い続けたいと思う。
生活保護の問題は、ここに繋がってくるのである。
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消費者からの直接相談廃止? 国民生活センター業務縮小案

2007年10月11日

 悪質商法からの被害救済や製品の危険性に関する注意喚起などの中核的な組織である独立行政法人「国民生活センター」の業務縮小案が政府内で検討されており、消費者団体や消費者問題に取り組む弁護士らが猛烈に反対している。政府は国の財政の再建を図る一環で、年末までに独立行政法人の整理合理化計画を策定する。消費者被害が減らない中で、国民生活センターの業務も縮小させてよいのか、大きな論議になりそうだ。 (白井康彦)

 全国の自治体の消費生活相談の窓口や国民生活センターに入った相談の情報は、国民生活センターの東京都港区の事務所が運営するデータベース「パイオネット」に蓄積される。国民生活センターは、危険性があると判断した商品については神奈川県相模原市の事務所で商品テストを行う。相模原の事務所では、全国の消費生活相談員を集めた研修も行われる。

 内閣府は、「国民生活センターの在り方等に関する検討会」で議論を重ね、先月、業務見直し案をまとめた。同センターは、消費者からの相談を直接受ける「直接相談」を年間約四千件受けているが、見直し案では、この直接相談の廃止を提言。自治体の相談員からの相談に乗るなどの「経由相談」は残す。消費テストは大幅に外部委託。研修事業の官民競争入札も検討する。業務の追加は、消費者トラブルを裁判外で解決するADR機能の整備が目立つだけだ。

      ◇

 消費者問題の専門家や地方の相談員らは今回の見直しに驚いている。埼玉大学非常勤講師の原早苗さんは「職員の現場感覚を失わせてしまう」と指摘。

 関西地方のベテラン相談員は訴える。「自治体の相談員の給料は安く身分は不安定。それでも悪質業者と闘っています。国民生活センターの研修で相談に当たる心構えをたたきこまれる効果が大きい。直接相談が廃止されたら、センターは『臨床経験のない医者が臨床について語る』みたいになってしまいます」

 パイオネットに入力された相談件数は、二〇〇六年度は約百十万件で、十年前のおよそ三倍。一方、内閣府の調査によれば、全国自治体の消費者行政関係の予算額は〇六年度は約百十六億円で、十年前より四割ほども減っている。相談員らは「国民生活センターの業務が縮小されたら、地方の消費生活行政の予算もさらに削られてしまうのではないか」と心配する。

      ◇

 ところが、国民生活センターの業務縮小が内閣府の当初案のレベルにとどまる保証もない。独立行政法人の見直しは「政策評価・独立行政法人評価委員会」(事務局は総務省行政評価局)と「行政減量・効率化有識者会議」が政府の行政改革推進本部に意見を言い、同本部の議論を経て決定される(図参照)。

 十月一日に開かれた有識者会議の会合で、総務省は委員会の検討状況を説明した文書を配布。国民生活センターについては「ADR業務を抜本的に検討」「国民生活センターが認定する消費生活専門相談員制度は廃止を検討」「東京事務所の建物を廃止」などと、消費者団体にはショッキングな論点が列挙されていた。

 委員会は今後、内部のワーキンググループで検討を進める。ワーキンググループの会合は傍聴は認められず、議事録も公表されない。消費者団体の幹部らは「国民生活センターの縮小が『密室』で決められていくのは許せない」と訴える。日本弁護士連合会は十一月五日に東京都内で縮小に反対する集会を開く。

 消費者団体などの希望の光は、福田康夫新首相の今国会の所信表明演説だ。「国民の安全・安心を重視する政治への転換」という項目の中で「消費者保護のための行政機能の強化に取り組みます」と強調した。同センターの業務を縮小させたら「所信表明と矛盾する」とだれしも思うのではないか。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007101102055501.html
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2007101102055501.html
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貧困ビジネス(生活困窮者をターゲットにしたビジネス)が悪質かつ、巧妙になっている中、国民生活センターの存在は重要です。
被害が減らない中で、需要がある中で、なぜ、縮小なのでしょうか?
困るのは、貧困にさらされている当事者たちです。

 昨日は反貧困集会の日でございました。
 私は午前中にグリーンネックレスの仲間とカラーセラピーを受けにエセナおおたにいっておりまして、途中から滑り込んでの参加となりました。

 いやー会場は人で溢れてすごい熱気。約630人の方が全国から集まりました。第一部の「作られた対立を超えて」の作られた対立という部分、大変共感しました。特定の意志のもとに操作された情報が流れ、世論が作られていく中で、私たちは何を信じていくべきか。自分のアンテナをしっかりと磨き、疑問を持ったら、自分で調べなおしていく必要があるのだと思いました。鵜呑みにするだけでは、いいように利用されてしまう。
 第二部の「<貧困>問題に取り組まない政治家はいらない」では、昨秋に端を発して出来上がってきたこのネットワークが、こんな広がりを見せたのかとうれしく思い、感無量となった半面、この動きを一時的なブームにしてたまるか、してほしくないという強い気持ちになりました。当事者たちは、本当に、息絶え絶えの中暮らしているのです。そして恐ろしいことに、誰にでも<貧困>は訪れる可能性がある、今はそんな世の中なのです(まー、一部除外される人たちはいるけどさー)。
 デモにも参加してきました。参加するからには目立たんと意味がないので、ノボリとプラカードも下げましたとも!でも、長距離と強風で、疲れました。うーん、ぐったり。

 私自身も貧困にあえぐシングルマザーとして、そして貧困にあえぐ方たちと共に歩む<もやい>スタッフとして、今後も協力していきたいと思っています。
  
 最後になりますが、お忙しい中都合をつけて駆けつけてくださった方々、遠方からお運びくださった方々、どうもありがとうございました。
転送歓迎 参加歓迎!
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反-貧困 ANTI-POVERTY CAMPAIGN
もうガマンできない! 広がる貧困
人間らしい暮らしを求めてつながろう
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働く貧困層(ワーキング・プア)・生活保護受給者の急増、ネットカフェ難民・日雇い派遣などの劣悪な住・労働環境。
――日本社会において、〈貧困〉が広がり続けています。「自己責任論」の大合唱の下で、少なからぬ人々が食うや食わずの状態に追いやられています。日本の政治は、本当にこの〈貧困〉問題をわかっているのでしょうか?気づいているのでしょうか?そして、本気で取組む気があるのでしょうか?――
参議院選挙が近づいています。私たちは、〈貧困〉問題に取組む政治家の出現を待っています。


■日時: 2007年7月1日 13:00開場 13:30開会(~16:30)
■場所: 社会文化会館 (東京都千代田区永田町1-8-1)
      地下鉄丸の内線・千代田線、国会議事堂前駅出口1・2より
      地下鉄有楽町線、永田町駅出口2より
      半蔵門線・南北線永田町駅出口3より
 
http://www.syabunkaikan.org/Traffic.html
■集会終了後、赤坂方面にパレード
■資料代: 500円 

■要約筆記・手話通訳あり 

●集会内容:
 第一部:「作られた対立を超えて」
 年金生活者と生活保護受給者、正規労働者と非正規労働者、
給食費を支払えない家庭と学校教師、など当事者の発言および解説(予定)

 第二部:「〈貧困〉問題に取組まない政治家はいらない!」
――「反貧困キャンペーン」参加団体より、当事者および主催者のアピール(ブログ(末尾)でご確認ください)

●主催: 反貧困ネットワーク準備会
代表 宇都宮健児(弁護士)

準備会会員(五十音順)
赤石千衣子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ、ふぇみん)/雨宮処凛(作家)/井口鈴子(司法書士、高金利引下げ全国連絡会)/市川明代(記者)/伊藤圭一(全労連)/伊藤みどり(働く女性の全国センター)/井上雅之(派遣労働ネットワーク)/猪股正(弁護士、生活保護問題対策全国会議)/内山智絵(東京精神医療人権センター)/浦松祥子(「賃金と社会保障」)/大平正巳(フリーター全般労組)/小島茂(連合)/梶屋大輔(グッドウィルユニオン)/加藤真規子(こらーるたいとう)/川井理砂子(弁護士、埼玉生活支援ネットワーク)/河添誠(首都圏青年ユニオン)/北村賢治(放送作家)/北村祐司(中央労福協)/木村朋子(東京都地域精神医療業務研究会)/後藤浩二(ホームレス地域生活移行支援事業裁判を支える会)/今野晴貴(POSSE)/佐藤幸樹(生存権裁判を支える会)/志磨村和可(ホームレス総合相談ネットワーク)/神野斉(明石書店)/杉村宏(法政大学、貧困研究会準備会)/辻清二(全国生活と健康を守る会連合会)/冨岡千尋(FAV)/鳥山まどか(法政大学)/中野麻美(弁護士、派遣労働ネットワーク)/中村光男(あうん)/舟木浩(弁護士、全国生活保護裁判連絡会)/本多良男(全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会)/三浦仁士(フリーター全般労組)/三澤了(DPI日本会議 )/水島宏明(ジャーナリスト)/森 川清(弁護士、首都圏生活保護支援法律家ネットワーク)/山本創(DPI日本会議)/湯浅誠(自立生活サポートセンター・もやい)/吉田亜矢子(山谷・隅田川野宿者支援)/渡辺潤(公的扶助研究会)

●カンパ歓迎
郵便振替口座番号 00170-5-594755「反貧困ネットワーク」

●ブログ 
http://antipoverty07.blogspot.com/
●Eメール antipovertycampaign2007@yahoo.co.jp
●FAX03(3401)3453
●反貧困キャンペーン実施中
tirasi1.JPGめちゃくちゃ転送トラバ歓迎です。

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もやいで働いているからと言って、こう言っているわけではありません。
自分自身も、大事な友人、仲間の状態も、マジで危ういからそういってるんです!

どんなケアを考えたって、どんなに自助努力で頑張ろうと思ったって、(あたしは身寄りのない女性のコミュニティーを立ち上げようと思ってます)最低限の生活が成り立たなきゃ、何も始まらないんですよ!

絵に描いた餅じゃ、腹は膨れんの!
おんなは子産みマシーンじゃないし!

自分たちの生活をゆっくり立て直そうとしているのに、病気やいろんな困難を抱えて、それでも子供たちを自分の手で育てようとあがいているのに、生活切り詰められたら、短絡的に経済力のある異性に頼る過去に戻りますってば!

(東京の話ね)福祉事務所を訪れた稼働年齢の男性が自立支援施設で2か月という極端な短期に仕事探せと言われれば自分に合ったものより、何でもいいから一番最初に決まったものにしてしまうように、生活の困窮は、真っ先にその人の思考を奪います。

なんたる暴力!社会的暴力だ!
頑張っても、働いても、体も心も限界になるほど働いても、報われない世の中に生きる希望なんかあるか!

あたしも思う。「貧困問題を考えない政治家なんか、やめちまえ!」

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