当日参加できない当事者の方の声をご本人様の了承のもと、掲載します。このような文章を書くこと自体が大変おつらいことだったと思います。本当にありがとうございました。
生活保護を受けておりますN.Oといいます。
私は、国が生活保護費を削減することに反対致します。社会的弱者を見殺しにする前に国や行政の中で、見直すことをもっと徹底的にするべきと思います。
国や行政の不正、税金の無駄使いは、民間企業では考えられないような、甘い表面的な処分に留まっているのが現状ではないですか。
社会的弱者をせめる前に不正や無駄使い等をきちんと、民間企業、世間一般と同等に、厳しく対処して無駄使いを根っこからきちんとやめてもらいたいです。税金の使い道はまずは、国民の福祉を優先してほしいです。
生きることが自分ではどうにもならなくなった状態の人に対してただやみくもに、これ以上厳しくすることは、差別も感じます。
生きるか、死ぬか、心身がぼろぼろな状態のことも多いであろう生活保護者に対して、保護費削減は絶対にあってはならないと考えます。
私は、生活保護を受けるにあたり、担当のCWから非人道的な対応を繰り返され、子どもと共に生きる気力を奪われた経験があります。全国のCWさんが、少しでも人としての良心を持ち、生活保護者の対応をしてもらえるようにと強く願っています。
生活保護を受ける者にとっては、CWの対応によってもその後の経済的、精神的回復がきちんと訪れるか、さらに心の傷を深め生きる気力が失われる方向に行くかが、別れると思いました。
ただ恐怖感を与えるCWは、まるで自分が全て援助しているかのように上から人を見下す人がいます。CWさんは、生活保護者に自立の掛け橋となる手続き上での職務がある方だととらえていますが、私の担当者であった人は自分が一番偉いかのようにまた、さらに早く働けと脅しの行動も取りました。私はすぐに働ける状態ではありませんでしたが、これは保護を受けてからすぐ始まりました。
確かに、自分で生きる力がなくなり、税金のお金で生活を助けてもらうことは一般的には見下されるような状態なのかもしれません。しかし、生活保護者は福祉を守るべき行政から、人権や人間としての尊厳も奪われなくてはいけないのでしょうか?
社会復帰を目指す者に対して、逆に弊害になるような対応をするならば、さらに、経済的自立を遅らせ
命を追い詰めることになるとは考えもつかず、そのような想像力はないのでしょうか。
私が夫から受けてきた精神的暴力はDVにもあたりますが、行政ではまだほとんどDVという対応はされておりません。
行政のそういう認知の遅れや怠慢もある現状を精神的暴力の被害者の多くは承知をしておりますが、
ひとつの良心もないとらえかたで、人の話には一切心を傾けず大きな声で借金の取立てのような対応をしたり脅しをいれるような言葉使い、また子どもに対しても差別的な言葉をはくなど事情を一切無視し、無理やりでも、早く働かせるということがCWの仕事とされているように感じられ、それは
ただでさえ生きる気力がずたずたにされてきたところに親も子どもも大変体調もくずし、生きる気力も奪われることになるのです。
人権や人の尊厳をお互いに守ろうとする制度から最低限の生活を助け合うということで生活保護というものがあるのだと思っておりました。
が、現実は生活保護者に対する差別が、このような削減などの案と対応を生み出し厳しい対応を受けざるをえない生活保護者は、男性不信や恐怖感が深まるばかりで、そのような対応が横行されていることにも断固反対いたします。
生活保護を悪用する人も中にはいるのかもしれませんが、多くの人は今一度生きようと決心をし、勇気を振り絞り助けを求め、精神的、経済的自立の回復をしようとする心があるはずだと思います。それを踏みにじらないでほしいのです。
このようなCWが多いと聞くと、大変心が痛みます。そのような対応を受けると社会生活をおくろうとする上で大変な弊害になっている事実があると思います。
それを改善もせず、弱者をさらに追い詰める生活保護費削減は絶対に反対です。
政治を動かす方々にも、このようなことを個人レベルで深く受け止め人道的な政治をしてほしいと強く願っております。
N.O
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